「すみません金利ってなんですか?」を読む

投資をするなら、金利の事くらい勉強しておこうと、タイトルだけ見て買った本。いやー、金利の事、全然書いてないっすね。

最初の第一章のタイトルが「金利ってなんですか?」で、そこで超基礎的な金利の話がされただけ。だまされたー。私がこの本のタイトルをつけるなら、「税金って何ですか?」かなぁ。

まぁ、年末調整とか、税金とか、保険とかの超基礎的と言いますか、一般常識だろって内容の解説なので、読んで勉強するってタイプの本じゃないっす。自分の知っている知識を整理するのには使えるかなって感じ。

その分、分かりやすく説明する事に重点を置いているので、読み易いし、分かりやすいのは間違いない。社会人になる前の、高校生・大学生が読むには良いんじゃないかな。

個人的に学びがあったとすれば、日経平均とTOPIXの違い、それから、各国の家計の金融資産比率のデータ。

恥ずかしながら、私、日経平均とTOPIXの違いが分かっていませんでした。でも結構いると思う、良く分からないまま投資してる人。(知らなくても困らないし。)

日経平均は、日本経済を代表する225社の株価の平均。TOPIXは、1968年1月4日の東証一部全体の時価総額を100とした時、今の時価総額が何倍になったかを示す指標。

今のTOPIXが1900だとすると、東証一部全体の時価総額は、1968年1月4日の19倍になっているって事だな。まぁ、分かり難いね。

日経平均は代表企業で見た日本の株価動向、TOPIXは東証一部すべての企業で見た日本の株価動向って事だけ覚えておけば良いでしょう。

各国の家計の金融資産比率のデータは、単純に「へ~」って感じ。日本は現金の預金比率が約52%と高いねぇ。(私は10%位なんで、これはやり過ぎだなって、最近ちょっと思ってる。)

驚いたのはイギリス。あの国、年金・保険の割合が約59%もあんの。(日本は約29%)給料のうち、59%の年金・保険に取られるのはちょっと嫌かな。

さらさらーっと読める本ではあったが、ちょっとでも投資とかiDecoとか自分でやって調べてる人には、簡単すぎな内容と思います。

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