一番売れてる株の雑誌 ZAiが作った「株」入門書 上級編 を読んでみた。

今更か、今更入門書を読むか。といった感じはありますが、
初心に帰るのは大事なことです。
前に読んだ時は何も気にせずにスルーしてたけど、改めて読むと、結構大切な部分スルーしてんなー過去の自分って事ありますよね。
私もあります。読み直すと、なんでこんなとこに線引いてんだろって事ばっかりです。

そんな訳で、読み始めた入門書。
以前読んだのは初級編、今回は上級編になっています。
(初級編とタイトルになかったけどね、区別するために初級編と呼称する。)
相変わらず、広い範囲の内容を網羅的に記載していて何について書けばいいか分かりませんな。
ざっくりな説明だと、前半はチャートを使った投資について、中盤は決算短信等ファンダメンタルを使った企業の調べ方になっています。
この辺りはよく見る感じですね。目新しいものはないかなと思います。
初級編の様に、ロウソク足の見方から書いてあるわけではありませんがね。読めばだいたいみんな知っているはず。
とは言え、常に基本を意識して投資するのは難しいので、定期的に読み返すには、内容の難しさや、情報量が程良い感じですかね。
詳しすぎるニッチな部分までは書かれていないので。
個人的なお気に入りポイントは、後半にGDPや鉱工業生産指数などの世界的な景気指標がまとめられている点でしょうか。
正直、全体の経済の流れを見ても、そこまで利益につながらないとは思いますが、個別銘柄の業績だけやチャートだけで株を買うのもなんか違う気がしている今日この頃。
少なくとも、知っていて損はない知識だと思ってる。
ZAiの本は初級編の時も思ったんですが、景気サイクルを見て投資をしようってのを結構押してくるよね。
考えてみればこの本が最初に出版された2010年は世界に比べてリーマンショックからの回復が遅れている時でしたから、
サイクル的に下がったら今が買い時ですよってのを言いたかったのかも知れません。
(日経平均が1万円割ってるくらいの時なので、本当に大底ぐらいの時期)
実際、景気サイクルをみて買うのも間違いでは無いですし、この時に何も考えずに日経平均に投資していれば、資産が2倍にはなっているので、景気サイクルをみて投資をするのが一番簡単で儲かるのは確かですが、今の状況には合いませんねぇ。
少なくとも大底では無いですし、大底を待つにしても何年後?それまで投資できないの?って話になりますし。
(そんなに待てない、私(たち)は今すぐお金持ちになりたいのだ。)
ZAiの本は、基本に忠実なので信頼が置けるのも良い所。
個人の投資家の本の場合、景気がいいこと書いてある場合も多いですけど「いや〜、それ、万人に通用する?たまたまあなたのタイミングが良かっただけじゃね?」ってこともありますからね。
(型にハマれば強いが、受け入れにくい内容もある、人間だもの。)
基本も知り、その中で自分にあったスタイルを確立していきたいものです。

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