「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書」を読んでみた。

ドル円が円安に動いていますね。正直、4月中に1ドル110円まで戻るとは思っていませんでした。今月末にある日銀の金融政策決定会合の内容を期待しての動きみたいですが、これってつまり、会合の内容がイマイチだと、また一気に円高の流れになるってことですよね?4月以降も円安に動くと期待して行動するか、悩みどころですね。

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日本時間25日の夜に発表された、米3月新築住宅販売件数、米4月ダラス連銀製造業活動指数も予想より悪いですし、よほどの事がないと直近でこれ以上円安が進むことはないかなぁ、あまり期待しないでおきましょう。
今回読んだ本は、ネット証券の無料Webセミナーで紹介されていたので読んでみた本です。四季報、決算書の見方から、PERなどの投資指標、チャートの見方まで幅広く細かく解説している一冊。
一番詳しく説明されているのは、四季報、決算書の見方でしょうか。そのほかの部分については、どうしても内容が薄くなりますね。投資指標やチャートの見方については、それらについての説明を専門に扱った書物に比べると、どうしても内容が薄くなります。
ただ、決算書の内容、投資指標、チャートすべてを絡めて説明しているのはこの本のいいところですね。企業のチャートを載せて、ここで株価が下げ止まっているのはPBR1倍が下値メドになっているからだとか、ここでチャートが急落したのは、決算書のこの結果を嫌忌したためだなど、図を使って説明してくれています。ここまで手広くかつ、それぞれの項目を絡めて解説してくれている本はあまり見た記憶がないですね。
良書であると思います。ただ、難点を言うと、この本ちょっと難しいと言いますか、読みにくいと言いますか、簡単に例えると、
教科書や参考書を読んでいる
みたいな感じです。図を使って説明されているのはいいのですが、「図4-①では~~~であり、図4-②では・・・・、図4-③は典型的な○○○」といった感じで、内容をしっかり理解するにはなかなかエネルギーを使います。
個人的には、決算書を見るときに傍らに置いて、参考書のようにして使っていき、内容を自分のものにしていく感じかなと思います。

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