「MMTとケインズ経済学」を聞く

Amazon Audibleで聞いている本。車出勤のなので、Amazon Audibleは結構重宝している。

欠点としては、本を読んだ時ほど内容が身についていない事か。気になった所に戻って読み返しとか、印をつける事が出来ないので、これは仕方がない。何回か繰り返し聞いて欠点は補いましょう。

印象に残った内容としては、タイトルにもあると通り、MMTですね。これが意外にも面白い。MMTは何ぞや?日本のアベノミクスとの違いは?みたいな内容。

MMTについて簡単に説明するのは難しい。誤解を多分に含んだ言い方をすると、将来の成長に必要な政策であれば、財政赤字を気にせずにガンガンお金出して、経済を回復させましょうって経済政策(らしい、かなり端折った言い方だけど)

これを読んで思うのは、日本はもうMMTに舵を切る以外に出来る事なくね?って事。金融政策で量的緩和・マイナス金利までやってインフレ率2%を達成できていない以上、あとは財政政策を進めるしかないなと。

この本を読むと、日本はMMTに舵を切ってもいいんじゃないかとも思う。

もちろんMMTも万能ではなく、批判も多い理論。よく言われる批判が、財政赤字が拡大すると、インフレが急速に進む。その時、政治家が迅速な財政引き締めができるのか?ってもの。

政治家は投票で選ばれるので、財政引き締めの様な、庶民の生活を苦しめる政策はとり難い。二の足を踏んでいる間に、インフレが進みすぎて取り返しのつかないことになったらどうする!って意見は、確かにその通りだなって思う。

しかしね、だからこそ、日本でやるなら今しかないと思うんです。だって、安倍総理はこれまでに2回、消費税増税なんていう金融引き締めを行った実績があるじゃない。(褒めてるわけでは無いです。あのタイミングの増税は失敗だったと思う)

今回のコロナを機に、消費減税・財政政策(つまりMMT)を行い、インフレの予兆が出てきたら、再び増税を行って、引き締める。

今よりも消費税を安くしている訳ですから、インフレの予兆が出たときの増税も行いやすいでしょう。割と悪くない考えじゃなかな?

分かりやすく書かれた本なので、今回のコロナ禍を機に、日本がどんな経済政策をとったらいいのか?どんな議員に投票すると、自分の生活が良くなるのか?興味がわいた人は読んでみていいのではないでしょうか。

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