貿易戦争

さて、トランプ大統領ですね。中国と貿易戦争ですか、そうですか。
貿易の戦争だけにしてくださいよ、本当に。
まぁ、アメリカの貿易赤字は約87兆円(2017年)と、結構な赤字で、そのうちの半分近くが、中国によるものと考えると、色々言いたくなる気持ちも分からんではないですが、結局自分たちが欲しいから輸入しまくってんでしょ?って感じもします。
(ちなみにここでの赤字はモノの貿易収支、サービスの収支は含まれてないです。)
この赤字の中には、アメリカが人件費の安い中国で作って、アメリカに輸出している分もあるんで、赤字については自業自得では?とも思います。
交渉というのは、お互いの妥協点を見つける物であって、わがままを通すものではないのだよ。
(関税を設ける名目は、中国の知的財産権侵害への制裁なので、赤字について、中国ばっかりを責められないって考えはあるのかな?)

正直、今のアメリカ大統領にはいろいろ言いたいことはあるが、だ、一庶民としては文句を言ってもどうにもならんので、相手の動きに合わせて、考えていきましょうか。
やっぱり気になるのはドル円相場ですかね?
アメリカの貿易赤字が大きく減少した場合、ドル円相場はどうなるのか?
過去の動きで見ると、アメリカの貿易赤字が減ると、円安ドル高方向に動く傾向があるわけで、今回も円安に動くのか?
それとも、有事の際の円高になるのか?先行きが見えないときは、円高になるのが最近の流れですからね。
うーん、有事の際の円高も、別に円が欲しくて海外勢が円を買っているわけでは無いと聞いたことがあります。
日本の株を買う際のリスクヘッジとして円の空売りをしている結果だとか。
日本は円高になると、株価が下がるため、海外勢が日本株を買う際は、円高に動いたとき様に、円の空売りをしており、
(そうすれば、円高で株価が下がっても、円の空売り益で損失を補填できる)
有事の際は、株を持っておきたくないので、現金化する。
株を現金化すると、リスクヘッジもいらないので、空売りしてた円の買い戻しを行う。
結果、円が買われて円高になる。
まぁ、理屈としてはあってますかね?実際、借金まみれで、何十年も不景気から脱することのできない国の通貨を、有事の際にこぞって買っていると言われるよりは納得できるかも。
結局、為替の先行きなんて予想できませんが、アメリカの利上げも進んで、金利差も広がっていることですし1ドル120円なれとは言わんが、1ドル110円あたりを維持して落ち着いていただきたい。
個人的なプランとしては、先行きが見通せないって事から、やっぱり一時的に円高、その後、アメリカとの金利格差を理由に、長期的には円安方向へ戻るって考えでいかがでしょうか。
(円安って言っても、水準としては今ぐらいじゃないかな?あんまり行き過ぎると、今のアメリカうるさそうだし、口先介入とかはありそうだし。)
アメリカと中国の貿易戦争が勃発したとしても、案外すぐ沈静化するって見方もありますしね。
アメリカが中国から輸入している分のほうが4倍も多いので、同じ率の関税をかけても、中国が受けるダメージのほうが大きくてすぐに中国の譲歩で沈静化するんじゃないかみたいな。
(まぁ、楽観的過ぎますかね?この考えだと、輸入品が高くなって困るのは、中国国民よりも、アメリカ国民のほうが4倍多いって話にもなりますし。)
流石にどちらの国も、ぎりぎりの引き際はわかっていると思いたい。交渉で解決してくださいよ、交渉で。
そして、その交渉を日本には飛び火させないでくれ。

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